語る(高校生時代)



2.高校時代
  無事、某県立女子高校に入学した私は、毎日音楽を聴きながら過ごしていました。
  それでもこの時はB'zに完全にはまっていたわけではなかったので、
  ジャンル、性別、曲調問わず様々な曲を聴いていました。
  しかし、私はこのときまだ気づいていなかったのです。
  自分が中学校時代と同じ過ちを繰り返そうとしていたなんて・・・・・・・
  そうです。その過ちとは・・・また3年間部活に精を出してしまったのです。
  当然毎朝早起きして練習。夜は遅くまで練習。疲れ果てて帰宅する私は、
  音楽を聴くはずだった1時間30分が、睡眠時間に変わっていったのです。
  そしてまたまた音楽から離れつつあった私に、これからの人生を、B'z一色に染める事件は
  この後起きるのです。

  あれは高校2年生。そう17歳の秋でした。
  たまたま後ろの席に座っていたMちゃんが、普段音楽を聴いていないのに、
  その日たまたま聴いていたのです。何を聴いているのか気になった私は、
  「Mちゃん、何聴いてるの?」と言いました。
  そうこれが私の人生を変えた一言なのです。もちろんMちゃんの答えは
  「B'zだよ。Y子に録音してもらさってさ。超いい曲ばっかなんだよ。
  彩太郎も聴いてみなよ。」でした。超いい曲ばっかと言われ、Mちゃんにテープを借り、
  授業中ずっとそのテープを聴いていました。私はここでB'z世界の虜になったのです。
  このテープをじっくりと家でも聴きたくて、Mちゃんと同じテープを、
  Y子に録音してもらったのです。ここからは言うまでもなく、どんどんとB'zにはまり、
  B'zに関するもの全てを手に入れたくなっていきました。それこそハイエナの如く。
  しかし、前述のように私は部活に精を出していた女子高校生。お金が無い!!!
  毎月の小遣いは貰っているものの、足りるわけが無い。
  だって部活が終わって帰るときには、お腹がすいて家までもつわけないので、
  学校から駅までの道を何かしら食べながら毎日帰ってたんだから。
  毎日のご飯代(?)だけで私の小遣いはほとんど無くなっていたのです。
  当然ファンクラブに入るお金も無く、ライブに行く暇とお金がありませんでした。
  実は、ライブとかファンクラブとか言うよりも前に、B'zのCDを買うお金さえ無かったのです。
  でも私はB'zのことをもっとよく知るために、どうしても今までにリリースされたCDを
  全て手に入れたかったのです。願わくば、ビデオも全部。そしてB'zが掲載されている音楽雑誌も全部。
  そのために私は毎日の部活帰りのご飯を我慢し、何かを買ったときのお釣りを貯金箱に入れ、
  節約、節約の日々を送りました。これもB'zのCDを買うためと思うと、節約するのも苦痛ではなかったのです。
  そしてゆっくりではあったけど、B'zのCDが少しずつ増えていくのが、とても嬉しかったのです。
  そしてB'zと知り合ってからの残りの高校生活1年半は、B'zと共に歩み、B'zと共に生きてきたのです。
  もちろん1年半でリリースされていた全てのCDとビデオは手に入れました。
  その1年半の間に新しくリリースされたCDも手に入れています。発売日に・・・
  6年経った今でも発売日になるとお金をもってCDショップ行くのが楽しくみで、発売日前日は遠足に行く前の
  小学生みたいに、わくわくして夜眠れないのです。


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